コミュニケーション・ラボラトリーの公式ブログです。イベントの告知のほか、いままで書き溜め、Mixiなどで公開していた文章なども公開していきます。
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世の中で起こっていることに関心が無いというのはすごく恐ろしいことだと思う。
たとえば、自分の住んでいる地域で何か大きな災害があったり事件があったりすれば誰もが関心を抱くだろう。それはもちろん自分に危険が及ばないよ うにするための「防衛本能」の一部なのかもしれない。そして事件や災害が起こった地域が自分の身近なところから離れたり、縁のある土地でなければ、どんな ことが起こったとしても「ふーん」で済ましてしまうのかもしれない。
もちろん、世界で起こっていることすべてに関心を持っていけるほど時間の余裕はないし、何でもかんでも知ろうとするなんてナンセンスだと思う。
関心があるということはある意味、「その事柄が自分の生活や思想に対して影響がある」ということだと思う。身近に起きている犯罪は危険という影響 であり、人は自然と関心と持つ。株をやっている人なら、株価の変動、車を持っている人ならガソリン代の変動は自分の経済に影響があるから関心を持つ。
そういう論理が成り立つと自分に影響が無いことに人は関心を示さなくなって、知ろうとすらしなくなってしまう。今、アメリカで話題になっているハリケーンも、スマトラで起きた津波も、世界のいろんな情勢も、自分に影響がない、といって関心を払わなくていいのだろうか。
僕は人が関心を持つためには、自分に与える影響以外にも「自分がその事柄に対して影響を及ぼすことができる」という認識と状態も必要だと思う。
それは起きたことに対して何かをできる自分がいる、ということ。
たとえば道に迷っている外国の人を見かけたとき、自分が英語が話せなければ、何もできないのだから関心を持てないだろうし、無視しかできない。で も英語がしゃべれるなら助けられるかも、って思って関心を持って、話しかけれるかもしれない。実際僕も英語が話せるようになってから道端の外国の人に今ま で以上に関心を持っている気がする。
それと同じように、災害や事件なので自分から離れているものでも、それに対して何かができるという自覚って大事なんだと思う。ハリケーンにして もいろんな援助・支援の方法があるし、スマトラのときもそうだった。小さなことかもしれないけど、その事柄に対して何かをできるかもしれない自分が確かに いるということ、そしてそれを自分が認識していること。
去年そういう思いもあって、大学でGlobal Awareness Networkという団体を作った。この団体は世界で起きていることにたいする学生の関心を高めるために自分たちで世界のニュースをまとめた新聞を作った り、プレゼンテーションを作って、ディスカッションを開いたりした。そしてただ知るだけで終わらずに必ず最後に「じゃあ自分たちが何をできるのか」リアル に探して提案できるようにしている。
今回のハリケーンでも大学では募金を行っているし、僕もそれに関わっている。多分来週ぐらいにGlobal Awareness Networkでもプレゼンをするかもしれない。
僕らは決して無力ではない。決して傍観者であってはいけない。そしてそうした関心の輪はどんどん広げていかないといけないと思う。
目の前に苦しむ100人のうちの1人がいるとき、自分は100人も救えないからって目の前にいる1人すら見捨ててしまってはいけないとおもう。僕は目の前の1人を救える100人の仲間を作りたい。その輪を少しずつ広げていきたい。
長文よんでくれてありがとう☆
たとえば、自分の住んでいる地域で何か大きな災害があったり事件があったりすれば誰もが関心を抱くだろう。それはもちろん自分に危険が及ばないよ うにするための「防衛本能」の一部なのかもしれない。そして事件や災害が起こった地域が自分の身近なところから離れたり、縁のある土地でなければ、どんな ことが起こったとしても「ふーん」で済ましてしまうのかもしれない。
もちろん、世界で起こっていることすべてに関心を持っていけるほど時間の余裕はないし、何でもかんでも知ろうとするなんてナンセンスだと思う。
関心があるということはある意味、「その事柄が自分の生活や思想に対して影響がある」ということだと思う。身近に起きている犯罪は危険という影響 であり、人は自然と関心と持つ。株をやっている人なら、株価の変動、車を持っている人ならガソリン代の変動は自分の経済に影響があるから関心を持つ。
そういう論理が成り立つと自分に影響が無いことに人は関心を示さなくなって、知ろうとすらしなくなってしまう。今、アメリカで話題になっているハリケーンも、スマトラで起きた津波も、世界のいろんな情勢も、自分に影響がない、といって関心を払わなくていいのだろうか。
僕は人が関心を持つためには、自分に与える影響以外にも「自分がその事柄に対して影響を及ぼすことができる」という認識と状態も必要だと思う。
それは起きたことに対して何かをできる自分がいる、ということ。
たとえば道に迷っている外国の人を見かけたとき、自分が英語が話せなければ、何もできないのだから関心を持てないだろうし、無視しかできない。で も英語がしゃべれるなら助けられるかも、って思って関心を持って、話しかけれるかもしれない。実際僕も英語が話せるようになってから道端の外国の人に今ま で以上に関心を持っている気がする。
それと同じように、災害や事件なので自分から離れているものでも、それに対して何かができるという自覚って大事なんだと思う。ハリケーンにして もいろんな援助・支援の方法があるし、スマトラのときもそうだった。小さなことかもしれないけど、その事柄に対して何かをできるかもしれない自分が確かに いるということ、そしてそれを自分が認識していること。
去年そういう思いもあって、大学でGlobal Awareness Networkという団体を作った。この団体は世界で起きていることにたいする学生の関心を高めるために自分たちで世界のニュースをまとめた新聞を作った り、プレゼンテーションを作って、ディスカッションを開いたりした。そしてただ知るだけで終わらずに必ず最後に「じゃあ自分たちが何をできるのか」リアル に探して提案できるようにしている。
今回のハリケーンでも大学では募金を行っているし、僕もそれに関わっている。多分来週ぐらいにGlobal Awareness Networkでもプレゼンをするかもしれない。
僕らは決して無力ではない。決して傍観者であってはいけない。そしてそうした関心の輪はどんどん広げていかないといけないと思う。
目の前に苦しむ100人のうちの1人がいるとき、自分は100人も救えないからって目の前にいる1人すら見捨ててしまってはいけないとおもう。僕は目の前の1人を救える100人の仲間を作りたい。その輪を少しずつ広げていきたい。
長文よんでくれてありがとう☆
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プロフィール
HN:
Junya Tanaka
性別:
男性
職業:
NGOスタッフ/参加型の場づくり研究・実践家
自己紹介:
青山学院大学の社会人大学院社会情報学研究科ヒューマンイノベーションコースで参加型の場づくり、ワークショップデザイン、ファシリテーションなどについて研究をしながら、震災関連の仕事をしています。
2007年5月南カルフォルニア・オレンジ郡にある4年制教養大学を卒業しました。その後にすぐにイギリスの大学院に行くつもりが、もろもろの事情でいかないことにし、日本に帰国しました。なぜかいまだに日本にいます。人生思ったようにはならないです(笑)
後悔はしていませんが、試行錯誤です。
2011年5月にまたまた転職しました。震災関連の仕事をするためにアメリカ系のNGOで働き始めました。
また休日や平日の夜にはイベントや会議や参加型のプロセスのデザインやコーディネートをやったり、さまざまな研修や会議のお手伝いをしてます。ご関心があればお声掛けください。こういう研修ってふつう結構高いので、学生が参加できる金額でやれたらなと思っています(参加費応相談)
◇参加型ファシリテーション入門編ワークショップ
◇傾聴力ワークショップ
◇アイスブレーキング体験学習ワークショップ
◇開発と気候変動を考える参加型ワークショップ
<現在企画中>
▽発問力ワークショップ
▽ワークショップデザインコース
2007年5月南カルフォルニア・オレンジ郡にある4年制教養大学を卒業しました。その後にすぐにイギリスの大学院に行くつもりが、もろもろの事情でいかないことにし、日本に帰国しました。なぜかいまだに日本にいます。人生思ったようにはならないです(笑)
後悔はしていませんが、試行錯誤です。
2011年5月にまたまた転職しました。震災関連の仕事をするためにアメリカ系のNGOで働き始めました。
また休日や平日の夜にはイベントや会議や参加型のプロセスのデザインやコーディネートをやったり、さまざまな研修や会議のお手伝いをしてます。ご関心があればお声掛けください。こういう研修ってふつう結構高いので、学生が参加できる金額でやれたらなと思っています(参加費応相談)
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