コミュニケーション・ラボラトリーの公式ブログです。イベントの告知のほか、いままで書き溜め、Mixiなどで公開していた文章なども公開していきます。
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僕の情報源のひとつであるCRIN(Child Rights Information Network)でロマについての特集が載っていました。スペインに行った時くらいから、なぜかロマの歴史と人権問題に興味を持つようになり、ひそかに情 報を集めたり、気にしたりとかしていました。
http:// www.cri n.org/e mail/cr inmail_ detail. asp?cri nmailID =2886
そもそもロマって知っていますか?
日本ではまだ一般的に「ジプシー」と呼ばれるほうがメジャーなのかもしれません。
なんとなくエスニックなイメージのただようあの民族です。
しかし、ジプシーと呼ぶのは実は間違いで、グローバルスタンダードではロマ(Roma)といいます。
これは本来、北インドのロマニ系民族がヨーロッパに移動したのが現在のロマの祖先なのですが、エジプトから来ていると誤解があり、エジプシャン(エジプト人)から崩れてジプシーと呼ばれるようになったのです。
アメリカ先住民族がインディアンと呼ばれていたのと同じような理由ですね。
なんでみなさんこれを機会に「ロマ」という名前を覚えてみてください。
彼らはヨーロッパを中心に800万人から1000万人いるといわれ、ヨーロッパ最大の少数民族(エスニックマイノリティ)です。最大の少数ってなんか矛盾を感じますが、間違いではないです。
彼らは歴史の中で迫害と追放に遭い続け、その多くが遊牧生活を行い、ヨーロッパ全土に広がりました。民族として国土を持たず、迫害されながら生きる彼らのその一生を、僕には想像すらできません。
とりわけナチスドイツの支配下では、ユダヤ人を同じように虐殺の対象となり、ホロコーストに連れて行かれました。しかしユダヤ人の虐殺を知っている人たちも、ロマの虐殺については知りません。
多くが法治国家となった現在でも、まだロマの人々に対する差別や迫害は続いています。
イタリアではロマの子どもは犯罪予備軍と見られ、今年の5月に彼らの指紋採取が義務付けられる法律が通りました。
チェコではロマの子どもが不当に知的障害者扱いされ、特殊学校行きが命ぜられました。
スコットランドでは9歳ぐらいのロマの移民の子が買春をさせられています。
どんな歴史があったにせよ、どんな民族に生まれたにせよ、子どもたちが差別されるような社会ではいけないと心から思う。
ほとんどの日本人にとって「ロマ」という民族は、いないも同然かもしれない。
今の僕に、彼らにとって何ができるわけじゃない。無力だ。
でもほかの誰が知らなくても、自分はちゃんと知っていようと思う。
いつか彼らと会うことができたらいいなとも、思ったりする。
早く力をつけたいってやっぱり思う。
http://
そもそもロマって知っていますか?
日本ではまだ一般的に「ジプシー」と呼ばれるほうがメジャーなのかもしれません。
なんとなくエスニックなイメージのただようあの民族です。
しかし、ジプシーと呼ぶのは実は間違いで、グローバルスタンダードではロマ(Roma)といいます。
これは本来、北インドのロマニ系民族がヨーロッパに移動したのが現在のロマの祖先なのですが、エジプトから来ていると誤解があり、エジプシャン(エジプト人)から崩れてジプシーと呼ばれるようになったのです。
アメリカ先住民族がインディアンと呼ばれていたのと同じような理由ですね。
なんでみなさんこれを機会に「ロマ」という名前を覚えてみてください。
彼らはヨーロッパを中心に800万人から1000万人いるといわれ、ヨーロッパ最大の少数民族(エスニックマイノリティ)です。最大の少数ってなんか矛盾を感じますが、間違いではないです。
彼らは歴史の中で迫害と追放に遭い続け、その多くが遊牧生活を行い、ヨーロッパ全土に広がりました。民族として国土を持たず、迫害されながら生きる彼らのその一生を、僕には想像すらできません。
とりわけナチスドイツの支配下では、ユダヤ人を同じように虐殺の対象となり、ホロコーストに連れて行かれました。しかしユダヤ人の虐殺を知っている人たちも、ロマの虐殺については知りません。
多くが法治国家となった現在でも、まだロマの人々に対する差別や迫害は続いています。
イタリアではロマの子どもは犯罪予備軍と見られ、今年の5月に彼らの指紋採取が義務付けられる法律が通りました。
チェコではロマの子どもが不当に知的障害者扱いされ、特殊学校行きが命ぜられました。
スコットランドでは9歳ぐらいのロマの移民の子が買春をさせられています。
どんな歴史があったにせよ、どんな民族に生まれたにせよ、子どもたちが差別されるような社会ではいけないと心から思う。
ほとんどの日本人にとって「ロマ」という民族は、いないも同然かもしれない。
今の僕に、彼らにとって何ができるわけじゃない。無力だ。
でもほかの誰が知らなくても、自分はちゃんと知っていようと思う。
いつか彼らと会うことができたらいいなとも、思ったりする。
早く力をつけたいってやっぱり思う。
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プロフィール
HN:
Junya Tanaka
性別:
男性
職業:
NGOスタッフ/参加型の場づくり研究・実践家
自己紹介:
青山学院大学の社会人大学院社会情報学研究科ヒューマンイノベーションコースで参加型の場づくり、ワークショップデザイン、ファシリテーションなどについて研究をしながら、震災関連の仕事をしています。
2007年5月南カルフォルニア・オレンジ郡にある4年制教養大学を卒業しました。その後にすぐにイギリスの大学院に行くつもりが、もろもろの事情でいかないことにし、日本に帰国しました。なぜかいまだに日本にいます。人生思ったようにはならないです(笑)
後悔はしていませんが、試行錯誤です。
2011年5月にまたまた転職しました。震災関連の仕事をするためにアメリカ系のNGOで働き始めました。
また休日や平日の夜にはイベントや会議や参加型のプロセスのデザインやコーディネートをやったり、さまざまな研修や会議のお手伝いをしてます。ご関心があればお声掛けください。こういう研修ってふつう結構高いので、学生が参加できる金額でやれたらなと思っています(参加費応相談)
◇参加型ファシリテーション入門編ワークショップ
◇傾聴力ワークショップ
◇アイスブレーキング体験学習ワークショップ
◇開発と気候変動を考える参加型ワークショップ
<現在企画中>
▽発問力ワークショップ
▽ワークショップデザインコース
2007年5月南カルフォルニア・オレンジ郡にある4年制教養大学を卒業しました。その後にすぐにイギリスの大学院に行くつもりが、もろもろの事情でいかないことにし、日本に帰国しました。なぜかいまだに日本にいます。人生思ったようにはならないです(笑)
後悔はしていませんが、試行錯誤です。
2011年5月にまたまた転職しました。震災関連の仕事をするためにアメリカ系のNGOで働き始めました。
また休日や平日の夜にはイベントや会議や参加型のプロセスのデザインやコーディネートをやったり、さまざまな研修や会議のお手伝いをしてます。ご関心があればお声掛けください。こういう研修ってふつう結構高いので、学生が参加できる金額でやれたらなと思っています(参加費応相談)
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