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コミュニケーション・ラボラトリーの公式ブログです。イベントの告知のほか、いままで書き溜め、Mixiなどで公開していた文章なども公開していきます。
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『Global March 21st』

何も知らずに生きてた10数年 
世界はこの街と家族・友達
ただ毎日を楽しく過ごしていくしか考えられなかった

ワイドショーのニュースやインターネットの情報を
右から左へ流すばかりで
情報過多で麻痺した頭は悲劇すら受け止めれず
うそだらけのリソースに不信に陥っていた

そう、あの日まで

-親に売られ体を売って生きる自分より若い少女
ペンの代わりに一日中スコップや鎌を持つ青年達
軍の先陣を切らされる少年
貧困で飢え、棒のような手足の赤ん坊
そしてAIDSにかかり薬も買えず死にゆく女性達-

赤裸々に語られる真実の断片に驚くよりも
何も知らずに井の中で生きていた自分を恥じた
世界は広い、そして現実は厳しい
僕達は世界を知らなくてはならない

氾濫する情報、飛び交うデマ
真実を見極めるために 賢くならなければならないと知った
信頼しうるソースと 信用できるネットワークを探して
世界への瞳はゆっくりと開かれていく

そして見つめた世界に広がる 無数の不幸・惨劇
でも絶望している暇は無い 無力だと諦める必要も無い
悲しみの現実は嘆くためにあるのではなく 変えるためにあるのだから

まず一人立って 出来ることを探そう
立ち上がりさえすれば 本当に無力な人などいない
絶望を言い訳に甘えるのをやめて 今、行動に移そう
そこには自分にできる自分なりの方法があり
自分が救える自分の助けを待つ誰かがいるから

万・億という数字を前に 孤独と無力を感じる前に
共に立つ友を1人2人と善の連帯を築き行こう
自分ひとりで100人救えないなら
1人救える仲間を100人集えばいい
人を絶望させるのは無機質な数字じゃなくて
諦めを感じる心そのものだから

僕らは現実主義(リアリスティック)な理想主義者(アイディアリスト)
現実不可な空想は語らず 無常な現実に白旗も揚げない
立ちはだかる現実の中に 一筋の希望の光道を見つけ
歩み踏み広げていく次代の行進団

そう!今こそ連帯のマーチを!
その時
傍観者が行動者に
加害者が救済者に
そして被害者が復興の旗手に変わる

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注)長いです。でも大事です。マジなの書くとコメント少ないのは上等です。

昨日は日本ユニセフ協会主催の子どもエイズセミナーに、ユニセフ子どもネットOBとしてファシリテーター(子どもの参加者の理解を助けるための進行補助)をしに参加してきました。去年はインターンをしていたんで、早いものです。

今回のセミナーのメインは日本ユニセフ協会大使であるアグネス・チャンさんのレソト訪問の報告でした。

え、レソトってどこって?そんなん自分でググれよ、ともおもいますが、説明します。レソトは南アフリカ共和国内にある、国土は四国の約1.7倍ほどの小さな山岳王国です(地図参照)。なんでアグネスさんがこの国を訪問したかというと理由があります。

この国はHIV/AIDSの感染率が世界で第3位。国民の約4分の1がHIVに感染しています。しかし少し前までは約3分の1の国民が感染してい ました。感染率が下がったのは決して改善ではありません。近年HIVの感染および関連病で亡くなられた人の数が膨大であり、結果として(死んだ人は統計に 入らないため)感染率が下がったに過ぎないのです。1990年のレソト人口は220万人に対し、2006年現在の人口は180万人。そしてこの間に平均寿 命が60歳から35歳まで低下しました。

主な感染原因は南アフリカへの出稼ぎです。山岳地帯であるため仕事の少ないレソト国民の約半分は南アフに出稼ぎに行き、お金を持ち帰るだけでなくHIVも持ち帰るということらしいです。

このような現状のレソトにアグネスさんは写真の撮り手として同行した長男さんとともに、HIVに苦しみながら、戦いながら生きるレソトの母親と子ども、そして孤児たちの生活の現状を私達の目となり見てきてくださいました。

長くて10年の潜伏期間のわりに、発症してから死に至るまでがはやいAIDSは前触れもなく両親との別れを子ども達に届けます。取り残された子ど も達は思い出の残る家を捨てることもできず、ほそぼそと生と死の狭間をさまよう。家に残れるならまだいい。HIVへの偏見から感染者の家族が村八分や追放 されるケースもまだまだ多いのです。

そうやって取り残された孤児達の声に耳を傾ける。貧しくも、辛くても、必死に毎日を笑顔で生きる人々、そして彼女達に何もできないことを悔しむア グネス大使。短くも楽しい時間をともに過ごし、別れ際に英語で「I love you」と言われ目頭が熱くなるのを抑え切れなかった。

どんなに過酷な状況でも希望を失わないアフリカの女性と子ども達。もう少し支援があれば、援助があれば、もっと幸福に暮らせるのに。でもまだまだ環境は整っていないのです。

子どもを抱える多くの若いお母さん達。年齢で言えば僕よりも若い。多くの女性が結婚をせず、子どもとふたりで生きていくと決意していたらしい。そ してアグネスさんと息子さんは、あるお母さんの子どものHIV検査に立ち会う機会がありました。最新のHIV検査の方法は採血して検査紙に血を垂らして、 5分待てば結果が出る。

血が垂らされてからの5分間。病院の一室で誰もが固唾を飲んで結果を待つ。この5分が5時間のようにも感じたそうだ。もしもポジティブの結果が出 たら・・・。自分の人生に多大な変化を与えるであろうその結果を想像しながら、重苦しい空気の中でただ待つばかり。そうして5分経ち看護婦さんが、また もったいぶるようにして「ネガティブです」と結果を報告した。ほぐれた空気とお母さんに広がる笑顔。しかし逆の結果を受け取らざるを得ず、泣きながら病院 をあとにする人々がこの国には山のようにいるのです。

みなさんにとってHIV/AIDSは身近なものでしょうか?アフリカや東南アジアだけの問題だとおもっていませんでしょうか?日本は先進国と呼ばれている国の中で「唯一」HIV感染率が上がっている国なんです。こうしたアフリカ
の現状をもっと身近に感じるためにアグネスさんと息子さんは僕達もエイズ検査を受けてみることを薦めています。

まさか自分が感染しているとはおもわないでしょう。でも結果を待つ間のあの感覚。自分の未来を憂い想像するあの時間を体験すればHIV/AIDSの問題ももっと身近に感じられるのではないでしょうか。

最近はHIV検査も無料でできます。機会があればやってみてくださいな。
http://www.hivkensa.com/index.html

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『言葉に宿る命』

あなたが紡ぐ言葉には命が宿る
小さな小さな言葉の精が生まれる
そして
読まれた言葉は目を通り
聴かれた言葉は耳を通り
相手の心にまで届く

優しい言葉やうれしい言葉では
言葉の精がフカフカの毛皮を着て
相手の心をポカポカに温める

悲しい言葉や辛い言葉では
言葉の精がトゲトゲの鎧を着て
相手の心をチクチクと傷つける

でも言葉の精は だれの心も傷つけたくはないんだ
ホントはいつでも人の心を温めたいんだ
あなたが無理やりトゲトゲを着せれば
嫌でも誰かを泣かせしまう

たとえあなたが意識しなくても
言葉には勝手に命が宿る
たとえあなたにそんなつもりがなくても
いつのまにかトゲトゲの鎧を着せているかもしれない

感情に任せて言葉を紡いでしまえば
トゲトゲに爆弾までつけてしまう

だからね あなたが言葉を紡ぐその一瞬前に
これから生まれてくる言葉の精が トゲトゲを着なくてもいいように
ゆっくりと深呼吸をして 短く祈りを捧げてほしいんだ

あなたが生み出した言葉の精は
相手の心で二つに増える
一つはその人の心に残り
もうひとつは相手の言葉に乗ってあなたの元に返ってくる

あなたがフカフカを着せた精は
ぬくもりを増やして帰ってきてあなたの心も温めるし
あなたがトゲトゲを着せた精は
トゲトゲを増やして帰ってあなたの心も傷つけてしまうんだ

願うならあなたの生んだ言葉の命が
幸せにその使命をまっとうできますように

時には伝わらない言葉もある
どうしてわかってくれないんだっておもうときもある
でもそんな時 受け入れない相手やわかってくれない相手を
決して責めちゃだめなんだ
言葉を生み出した自分が責任を持たないといけないんだ
相手の心に入るために きちんとしたふさわしい格好を
言葉の精にさせてあげていたのか 自分に振り返らないといけないんだ
でなければ門前払いされたって仕方がない

言葉を無機質な文字列だと思うから不用意に人へ放ってしまう
そこに宿る命を感じ 愛を込めて育み 人へ届ければ
その命はいつまでも その人の心を温めつづけるでしょう
帰ってきた命が あなたの心も温めつづけるでしょう

そうした幸せな心と言葉の命で満ちたりた世界へ
山のような不理解や勘違いを越えて
私たちはたどり着きたいんだ

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『タンポポ』

踏まれても また直(すぐ)に咲くタンポポの
花は気高く 根は強かで
時の流れも 街の変化も
どこ吹く風と 咲き誇る

その色明るく 朝日のようで
あらゆる道端(みちは)に根を据えて
みんなの生活(けしき)に彩り添える

決して目立ちはしない
高値で買われるわけでもない
でも
力強く咲くその姿は
いつも笑顔と勇気をくれる

Diente de león
「獅子の歯」を冠するこの花の
アスファルトから顔を出し咲く姿は
あらゆる苦難を突き破る獅子のようで
白き綿の子を世に放つ姿は
妙なる種を運ぶ師子のようで

未開の土地にまた根を下ろし
新たな世界を希望で照らす
この野に咲く健気なタンポポのように
僕も一人立つ獅子になろう
世界をその花で埋め尽くす日を目指して

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日曜日は天気がよかったので散歩に出かけた。無計画に一人気ままな午後の散歩。先週はちょっと体調が優れなくて、ヒッキーだったからいい気分転換になっ た。行き先はガウディがデザインしたグエル公園。日曜日だったせいか観光客が多かったのがちょっと残念だったけど、バルセロナを見渡すいい景色が見れてよ かった。あたたかい太陽の光を浴びて、音楽を聴きながら、気ままに詩でもノートにおさめてみる。なんか詩っていうよりただの文章になっちゃったけどね。

『世界はどこ?』

世界へ行こう。世界を知ろう。
標語のように使い古された表現
日本を出ればそこに世界がある気がしていた。
ニュージーランド、韓国、オランダ、ドイツ、アメリカ、メキシコ、そしてスペイン。
21歳にしてはいろんな国を見る機会があった。
でも
そこに世界はなかった。
アメリカに行けばそこはアメリカ
スペインに行けばそこはスペイン
それは「世界」ではない。「世界」という場所ではない。

「世界」とはココデハナイドコカだと思っていた。
でもそれは勘違い。
じゃあ、「世界」はどこ?
いや、「世界」とは何?
そして「世界」を知るとはどういうこと?

「世界」それは概念。
この地球に息づくのが「自分達」だけではないという認識。
多様性の発見。違いの理解。
混乱と驚きを通過しながら、いろんな人がいることを把握していく。

でも世界という概念はそれだけでは終わらない。
異なるものを知り、突き詰めていく中でわかる
さまざまな社会に生きる人々の同一性。
そして本質的な人間の様相。
肌や目の色、言葉や文化などの目に見える表面的な違いに
隠された人と人との近似。
一見してまったく違うように見える「私たち」と「彼ら」も
知り行く中でわかる。
「彼ら」も「私たち」と同じだと。
「彼ら」も「私たち」という認識の範疇なんだと。

そしてまた社会というレベルでもそれは同じ。
抱える問題。似通った原因。
そうした理解から新たな認識が生まれる。
世界とはココデハナイドコカではないと。
いま生きる「此処」が世界の縮図であるということ。
「此処」も世界であるということ。

違いを理解し、その上で同じであるという認識を得る。
それが世界を知るってことなんじゃないかな。
そして大事なのは
どれだけのものを知り、体験しても、決して満足しないでいること。
自分が知るものよりも、「世界」の定義は常に大きく、常に数歩手前にある。
世界ってそういうもんなんじゃないかな。

なんて事を思ってみた日曜日の午後。

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誠実に生きたって報われないこともある

それでも

人や自分を偽って

欺瞞(ぎまん) の迷宮から抜け出せなくなるくらいなら

少し長く暗くとも

いずれ光射す出口ヘとつながる

まっすぐなトンネルを進んでいくほうがいい

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カウンター
プロフィール
HN:
Junya Tanaka
性別:
男性
職業:
NGOスタッフ/参加型の場づくり研究・実践家
自己紹介:
青山学院大学の社会人大学院社会情報学研究科ヒューマンイノベーションコースで参加型の場づくり、ワークショップデザイン、ファシリテーションなどについて研究をしながら、震災関連の仕事をしています。

2007年5月南カルフォルニア・オレンジ郡にある4年制教養大学を卒業しました。その後にすぐにイギリスの大学院に行くつもりが、もろもろの事情でいかないことにし、日本に帰国しました。なぜかいまだに日本にいます。人生思ったようにはならないです(笑)
後悔はしていませんが、試行錯誤です。

2011年5月にまたまた転職しました。震災関連の仕事をするためにアメリカ系のNGOで働き始めました。

また休日や平日の夜にはイベントや会議や参加型のプロセスのデザインやコーディネートをやったり、さまざまな研修や会議のお手伝いをしてます。ご関心があればお声掛けください。こういう研修ってふつう結構高いので、学生が参加できる金額でやれたらなと思っています(参加費応相談)
◇参加型ファシリテーション入門編ワークショップ
◇傾聴力ワークショップ
◇アイスブレーキング体験学習ワークショップ
◇開発と気候変動を考える参加型ワークショップ
<現在企画中>
▽発問力ワークショップ
▽ワークショップデザインコース
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