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コミュニケーション・ラボラトリーの公式ブログです。イベントの告知のほか、いままで書き溜め、Mixiなどで公開していた文章なども公開していきます。
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Mixi日記から転載です。

****************
たまには小難しそうに文章を書いてみることにします

Mixiに入って4年以上。もうすぐ日記のエントリー数が500件に行きそうなのだけれども、昔の日記を探そうとするととても時間がかかる。

ネットで日記を書くのは、書くときは便利だけど、読み返す時には不向きだと感じる。
2005年~2009年分の日記を製本しようかなと考え中なのだけど、ブログから製本できるサービスはあるが、Mixiから直接製本できるサービスはいまのところない。

いったんブログにコピーしようかなと思うけれども、Mixiにはエクスポート機能がないので、一個一個手作業になってしまう。それはひたすら面倒くさいなーって思う。

デジカメで撮った写真も、もはやパソコン上でしか見なくなって久しい。
デジカメが出始めたことはわざわざプリンターで印刷してアルバムにしていたけれども、そんなことはいまではまったくしなくなった。
最近はデジタルフォトフレームなんかも安くなってきているから、デジタルのままでも手軽に閲覧ようなのだろうけど、なんだかそれも切ない気がする。

デジタルカメラがフィルムカメラやインスタントカメラに取って代わってから町の現像屋さんは証明写真や記念写真を撮影・印刷するだけで衰退している。。
どうにかならないのだろうかと思う。デジタルがアナログに取って代わった理由が「手軽さ」だとすれば、アナログに手軽さを追加することで多少の解消はされる。
ポラロイドカメラはリニューアルされてまた普及しているし、デジタルカメラで撮った写真をポラのようにその場で印刷できる機械もある。
一時ほどではないにしろ、プリクラ産業が根強く残っているのも、「アナログ」×「手軽さ」があるからだろうか。
デジカメや携帯で撮った写真を、コンビニとかで簡単に印刷できて、プリクラのように16分割の写真とかが作れるようならちょっとは流行るかもしれないなーなんて妄想。

アナログにはアナログにしかない「良さ」がある。問題はそれを如何にして「見える化」することができるのか。
ブログの製本サービスも、デジカメの簡易印刷のアイディアも「デジタルで作られた情報をアナログ化する」ということで共通している。ミクシー年賀状なんかもこれにはいるのかな。
これは、「いままでアナログで行っていたことをデジタル化していく」という流れの逆になる。
というか厳密には、「もともとアナログだったものをデジタルにしてみたけれども、やっぱりアナログであったほうがよい部分があった」ということなんだとおもう。
「逆流」ではなく、アナログという要素を取り入れることでデジタルが「進化」するのかもしれない。

そんなことを考えるに至った、背景となる考察を以下に文章化してみました。
ま、読まなくてもいいですけどね。

******************
ITなど、先端技術を制作している人や使っている人(の一部)は、
「もっとも新しい技術を使いこなす人は少数だが、時間の経過によって徐々にすべてがそれらの技術を当たり前に使うようになる」という考えに陥りがちではないだろうか。
半分は正しいかもしれない。インターネットしかり。携帯電話もしかり。
でも半分は間違っていると思う。それは「大衆」という言葉がどこまで指しているかの解釈によるけれども。

開発、普及によって若者を中心とするユーザー層は拡大していく。マーケティングとしてそこを狙うのはビジネスとしては当然。
しかし技術が開発され、普及してからどれだけの時間がかかったとしても、そうした技術を使いこなすことができない人たちは「必ず」いる。
なかには「できない」わけではなく、「敢えて選択しない」ひとたちも少なからずいる。
開発と普及によって起こるユーザーの増加にも関わらず、「必ずしも底辺は上がらない」という事実はある。

さまざまなものがデジタル化され、インターネット化されるこの社会において、底辺はあがらない。
「最先端をいく少数グループ」「遅れながらもついていく大多数のいくつかのグループ」「まったく着いていかないグループ」
前の2グループは、時代の流れのなかでスピードは違いながらも進んでいく。そして第3グループとの差は離れていくしかない。

社会はこのグループにいる人たちを「時代遅れ」と揶揄するかもしれない。
でもそれでいいのだろうか、と僕は感じる。

デジタル化、ネット化が進むなかでも、必ずしも「アナログ」のよさが否定されているわけではない。
必要なのは、「デジタル」と「アナログ」の融合なのではないかという気がする。


このテーマの延長線上として今後文章にしたいのは「「私たちは生活を便利にする代償に、失っているものを認識しなければならない」ということについてです。

いずれまた

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プロフィール
HN:
Junya Tanaka
性別:
男性
職業:
NGOスタッフ/参加型の場づくり研究・実践家
自己紹介:
青山学院大学の社会人大学院社会情報学研究科ヒューマンイノベーションコースで参加型の場づくり、ワークショップデザイン、ファシリテーションなどについて研究をしながら、震災関連の仕事をしています。

2007年5月南カルフォルニア・オレンジ郡にある4年制教養大学を卒業しました。その後にすぐにイギリスの大学院に行くつもりが、もろもろの事情でいかないことにし、日本に帰国しました。なぜかいまだに日本にいます。人生思ったようにはならないです(笑)
後悔はしていませんが、試行錯誤です。

2011年5月にまたまた転職しました。震災関連の仕事をするためにアメリカ系のNGOで働き始めました。

また休日や平日の夜にはイベントや会議や参加型のプロセスのデザインやコーディネートをやったり、さまざまな研修や会議のお手伝いをしてます。ご関心があればお声掛けください。こういう研修ってふつう結構高いので、学生が参加できる金額でやれたらなと思っています(参加費応相談)
◇参加型ファシリテーション入門編ワークショップ
◇傾聴力ワークショップ
◇アイスブレーキング体験学習ワークショップ
◇開発と気候変動を考える参加型ワークショップ
<現在企画中>
▽発問力ワークショップ
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